ピアノ講師ぴちち先生の五感

「発表会の服は?曲は?」「ピアノって認知症予防になるって本当?」「指使いって大事なの?」等、普段よく質問される事柄についてピアノ講師歴約20年の経験から綴っていきます。日々のレッスンで感じた事等も交えて。

ピアノと電子ピアノ

お母様達からの質問のTop3にはいる質問がこれ。

「ピアノと電子ピアノって違うんですか?」

 違います。

大きく違います。

 私はよく絵の具に例えて説明をします。

電子ピアノの音色が5色だとしたらアップライトピアノ(縦型のピアノ)は100色、さらにグランドピアノになると1000色の音色が出す事ができます。

ほんとにこの数字が正しいのかどうかはおいておいて、それくらい違いがあるということです。

 

5色しかない絵の具でお絵描きするのと、100色ある絵の具でお絵描きするのとでは色彩感覚の養われ方に差が出てくるのは当然です。音に関してもそれと全く同じ事がいえます。ただ、これはピンときにくいです。音色(ねいろ)の善し悪しがわからないからこその質問ですので。

 

なので一番ピンときてもらえるのは

「指の力がつかないよ」

だと、なるほどーとなります。

 

電子ピアノは構造上「ボタン」です。

電気の力で働きます。キーを下に押し下げさえすれば音はなります。

誰が弾いても同じ音色になります。

ピアノ(なぜか生ピアノと言われたりする)は思いっきりアナログです。

ハンマーで弦を叩いて音がなります。あまりゆっくり押し下げると音がなりません。

指の角度や、打鍵の速さ、体重の掛け方等によって柔らかい音になったり、固い嫌な音になったり色々な音がでます。

 

ただこの柔らかい音や、固くて嫌な音の聞き分けも耳を養っていかなければこの感覚は育ちません。それが故にピアノの先生達は電子ピアノではなく、ピアノを所持してほしいと望んでいます。

 

ただピアノはまず値段がお高いですよね。

ここが一番のハードルだと思います。

そして場所もとるし、住宅事情で近所迷惑になる等色々厄介なこともあります。

たかだか子供のお稽古事、しかもいつまで続くかわからない気まぐれに始めようとする子供の習い事の為に今時50万以上もするピアノをポンと買うご家庭はそう多くはないでしょう。

 

ですのでピアノ購入は強くは勧めませんが、

電子ピアノには限界がある、ということだけは念頭においておいて下さい。

 

 
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