ピアノ講師ぴちち先生の五感

「発表会の服は?曲は?」「ピアノって認知症予防になるって本当?」「指使いって大事なの?」等、普段よく質問される事柄についてピアノ講師歴約20年の経験から綴っていきます。日々のレッスンで感じた事等も交えて。

楽譜を見ながら弾く事ができない。

手元を見ないでピアノを弾く。

生徒さんの中に楽譜を見ずに、手元だけ見ながらピアノを弾く子がいます。
特に初心者の大人の生徒さんには多く見られます。
ちなみにうちの母もそうです。

「覚えないと弾けない」という状態です。

楽譜と手元を両方見ながら弾く事ができないので、楽譜の注意書きなどもよく見落として同じ事を何度もやってきます。

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「楽譜を良く見て」
が、できない。

最初は不思議に思っていましたが、大人の生徒さんやうちの母親のように自分の状況を説明できる人に話を聞くと、同時進行で両方はできないとのこと。

ただ、これは楽譜を覚えてしまったら弾けることには変わりないので、あまり問題視していないのかもしれませんが、決してそんなことはありません。

体感で鍵盤の位置を覚えるのは重要なことです。手の開き方で、これくらいだと1つおきとか、並んでるとかを身体で覚えなければなりません。
なぜならピアノの鍵盤は広いから。
そして扱う音符の数がとても多いから。

いちいち目で確認していたらとても間に合わないのです。
特に大きな曲になればなるほどこのスキルは重要になってきます。

どうしたらこのスキルが身に付くかというと、これはもう地道に手元を見ないで楽譜だけを見ながら弾いて、身体で覚えて行くしかありません。

できるだけ易しい楽譜で慣らしていくのがよいと思います。
1回や2回じゃなく、もうそれは身体に染み付くくらい。

結構これは年齢関係なく、5歳児でも楽譜だけを見ながら弾ける子もいます。
目と耳と指がうまく繋がっている証拠です。
間違った音を弾いても気が付かない子がいます。それを指摘すると目で確認して正しい鍵盤を弾きますが、元々が目に頼っているのでなかなか身に付きません。

自分で違う音を弾いた瞬間に気が付く子は少し指を広げるんだな、とか広げすぎて間違った音を押してるんだな、と体感しながら身に付けていきます。

この差は結構大きいです。

なので元々の能力もありますが、訓練次第で大分改善されます。
先程もいったように、なるべく楽譜だけを見ながら弾く訓練と、「目をつぶって弾く」ということもかなり有効です。

その時に必ず鍵盤を頭の中で想像して弾いて下さい。

目をつぶって弾くと、手の感覚にも鋭敏になることは勿論、神経が耳にもよく届くようになるので音をよく聞けるようになります。

これは超絶大事です。

例えば、音楽を聴く時に、動画のように弾いてる姿を見ながら聞くのと、CDのように音だけで聞くのと音に対する集中は違いませんか?視覚に奪われる神経というのはかなり大きいのです。

音が離れている場合は勿論遠いので目で確認しないと目的地を誤って大変なことになりますが、それ以外はなるべく目に頼らずに弾く事を意識していきましょう。

あ、勿論手のフォームなどの練習の時はよーくよーく手を見て下さいネ

 

 


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