ピアノ講師ぴちち先生の五感

「発表会の服は?曲は?」「ピアノって認知症予防になるって本当?」「指使いって大事なの?」等、普段よく質問される事柄についてピアノ講師歴約20年の経験から綴っていきます。日々のレッスンで感じた事等も交えて。

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レッスン時にお母さんはついてる方がよい?

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「レッスンの時は親はいたほうがいいんでしょうか?」

 

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「いた方がいいか」or「いなくてもいいか」

と問われると私の答えはいた方がいいとなります。

 

一昔前

「レッスンの時は親はいた方がいいですか?」

 現在

「レッスンの時は親はいなくてもいいですか?」

 時代と共に言い方もニュアンスも少し変わってはいます。

 

前者は

「ピアノ教室なんて初めてでよくわからないけど、もしかしたら親がいると先生がやりにくいとかある?子供と先生と二人だけでやるのが常識なのかしら…それとも親はいた方がいいのかしら…親としてはレッスン見てみたいんだけど・・・」というニュアンス。

 

 後者は

「送り迎えだけでいい?」

 ということです。

 

 後者の「送り迎えでだけいい?」は大体理由は2つです。

1つ目は

お母さんご自身が仕事や、下の子の面倒で忙しくて送り迎えだけで精一杯の場合。

2つ目は

子供が勝手に習いたいっていうから行かせるけど、別に自分は興味ないから行かないという場合。この場合は途中でやめてしまう確率が非常に高いです。

 

来た方がいい理由で一番明確で、理解してもらいやすいのが

「親の目があるからごまかせない」

です。

習い始めてから半年〜1年位は大体皆一生懸命です。

初めてのことに取り組む新鮮さや、ゼロから1にステップアップする容易さなどからモチベーションはそんなに下がらず楽しくやれます。

問題はその後で、進度に比例して内容も当然難しくなってきます。

避けては通れない反復練習が待っています。

子供達は大抵反復練習が嫌いです。

 

先生が10回弾けといった

お母さんは先生の言った事をやりなさいっていう。でもゲームしたいし、テレビもみたいからやりたくない

怒られるのいやだ

そうだ

先生は5回弾けといったことにしよう

これで大丈夫

 となります。

 

そのうち5回が3回になり、しまいには

「先生は特に何も言わなかった」

となります。本当です。

 

単純に考えて上達は望めません。

でも中には

「楽しんで習っているんだからもうそれで十分」という考え方の方もいます。

これはこれでアリだと思います。

3者(先生、保護者、生徒本人)が納得していれば。

 

ただ私は折角縁があってこうやって出会えて、学校以外の所で人と違う経験をしてしかも安くはない月謝を払ってるのにそれを生かさないのは勿体ないなぁと思ってしまいます。

 

先ほど明確な理由としては「誤魔化せない」と書きましたが、実はそれよりももっと大切なことで「自分を見てくれている存在を感じると子供は頑張れる」というのがあるのですが、これは場合によっては忙しいお母様にプレッシャーをかけてしまうこともありますので実際に言うことはあまりありません。

それと、もう1つ。

レッスンを見ていないと、見当外れなことで子供を叱ってしまいがちになります。生徒さんが壁にぶつかった場合、そこを超えるのに時間がかかる場合があります。ピアノの上達というのは右肩上がりには行かないもので、横ばいが続くこともありますが、この横ばい状態の時に見守ることや、励ましが必要になってきます。

レッスンにいつもついてきているお母様だと、具体的にどうつまづいているのかわかるので「ほら、ここは難しいから時間がかかるって先生も言ってたからじっくりやって行こう」などと落ち込んだりやる気が削がれてしまっている生徒さんに言ってあげることもできて、必要以上にプレッシャーを感じずにすみます。

こういう場面を見ていない場合は

「練習が足りないからできないんでしょ!」

の一言で片付けられて、しかもそこでひたすら長時間の練習だけを強いられて嫌になってしまう場合は本当によくあります。

これは子供にとって不幸なことです。

そういった状況を防ぐためにもやはりレッスンについてきていただく方が良いと思う理由です。

 

 

 
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